
あおぞら施療室では、はじめてみえた方に書いて頂いているアンケートで「好きな言葉は?」という項目を設けております。
もちろん、任意で書いてもらっているのですが、その人の内面を知るという意味で私にとってはとても重要な項目です。
昨日みえたHさんからは、「迷ったときは前にでる。」という言葉を頂いた。
私も同感です。一歩踏み出さない限り、現状からはなにひとつ変わることはできないのですから。
明日からとか、そのうちにという考えでは結局なにもしないまま、生を終えてしまう可能性だってあるわけで…
私なら、後になって後悔するよりは失敗を恐れず前へ出たい。日々起こる出来事からは、いろいろな気づきがあります。
うまく踏みだすことができたなら、先にあるものがみえるまでひたすら走る。苦しくなったら休めばよいのだから。
どんな状況にあっても、しっかり前さえ向いていれば必ず道は開けます。
目標がみえた時は知らぬ間に経験を積んでいるはずで、以前なら乗り越えることのできなかった壁も、いつの間にか越えられるようになっていたりする。
成長とは…ながい年月の間に努力を重ね、目標を成し遂げるたびに身についてゆくもの。
同時に備わってゆくものは、権力を握って威張ることとは次元の違う、多くの経験を積んできたことから得られた本物のつよさ。
真の元気とは自然と湧きこみあげてくるもので、疲れたカラダとココロを元気にしたいとする、私の役目はそこにあると勝手に決めた。
目の前に停滞している方がいれば、それを強要することをしないさりげない仕掛けからのアプローチ。
その行動が、人としての器を量る目安にもなると思うのです。